★依存★に効く処方箋

薬学的『依存』の原因♪

みなさんこんにちは!薬剤師のケミスト黒岩です。
今回のテーマはずばり「依存」です。
この人間臭いやっかいな癖ともいえるものと、私たちはどう付き合っていけば良いのでしょう。今回はその解決法を、薬学的アプローチにてご紹介いたします♪

依存は、足りない何かの穴埋め行為。 さて、何で埋めるか?それが大切。
完璧な人間は存在しません。そんな元々何か足りない私たちが、空いてしまっている自分の穴を、なんとか埋めようとする行為そのものは、極々自然なことだと思います。
ただ、とても危険なのは、その場しのぎのスカスカの材料でその穴を埋め、問題が元々無かったかのように意識の奥底へ閉じ込めてしまうこと。

例えば本来、寂しさの解消は、その寂しさの源を解消することでしか解決できません。
しかし、そんな事の本質から目を背け、コンビニエンスな偽りの代替品で誤魔化(ごまか)しているうちに、いつの間にかその代替品の中毒になってしまう…。

依存とは、ちょっぴり切ないそんな状態なのです。
1時限
どんな依存もその《悪玉は共通》
カラクリを知れば対策もみえてくる!!
敵を倒すには、相手を知ることが一番の近道。まずは、依存をタイプ別にみていきましょう。 大きくわけて以下の3つのパターンがあるといわれています。

■プロセス依存タイプ
ネット依存、ギャンブル依存、買い物依存、盗癖依存、ゲーム依存
■関係依存タイプ
異性依存、DV、ストーカー行為
■物質依存タイプ
過食症、アルコール依存、薬物依存、ニコチン依存

しかし、上記のように様々なタイプがある依存状態も、原因は共通で、神経伝達物質「ドパミン」の影響といわれています。

dopamine
こちらがその「ドパミン」の構造式です。この成分は、快楽を感じるときに分泌される神経伝達物質の一つです。興奮状態にあるとき、誰しも一度は『ドパミン分泌してるっ!』と感じたことがあるのではないでしょうか。(感じませんか?)

また、この「ドパミン」は、よく医療ドラマのシーンなどでみかける、医師が注射を打つことで患者を蘇生させる際に使用される薬剤「アドレナリン(エピネフリン)」の原料でもあります。

epinephrine
その「アドレナリン」の構造式がこちらです。先ほどの「ドパミン」と構造がとてもよく似ていますよね! 「ドパミン」は、この蘇生させるほどの力をもつアドレナリンの仲間なので、分泌されているだけで「それはそれは幸せ」な気分になるのです。

これはつまり、事の本質を忘れさせてくれるということを意味します。そして、この良い気分を維持するために、大小様々なものを犠牲にしてしまうのが依存であり、それは「ドパミン中毒」と言い換えることもできるでしょう。
1時限のまとめ
快楽物質「ドパミン」を放出させる行動を繰り返していくうちに、いつの間にかそこから抜け出せなくなっている状態、依存です。byケミスト黒岩

2時限目は… 『セロトニンで脱・依存♪をご紹介します!』

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