★依存★に効く処方箋
薬学的『依存』の原因♪
- 2時限
- 向き合う…。脱・依存はここが出発点。 セロトニン先輩も君の味方です♪
セロトニンで脱・依存♪
『やめようと思えば、いつでもやめられる。』 これは、喫煙者などを始めとする依存傾向にある方からよく聞く言葉です。しかし、人間誰しも弱いもの。「実は、自分では止められないかもしれない。」 脱・依存は、まずこのように本人が依存に向き合うことから始まります。 そこから、生活習慣の改善を心掛け、健康な依存・良い依存に転化させていきましょう。新しい趣味を始めてみるのも良いですね。 そして、ここからが今日の本題♪ なんと、この依存に対し、ピカイチの働きをしてくれる神経伝達物質があるのです! その名は、セロトニン!! セロトニンは「5-ヒドロキシトリプタミン(5-HT)」とも呼ばれ、ドパミンの分泌を調整する役割をもっています。つまり、依存における諸悪の根源「ドパミン暴走」に抵抗してくれる頼もしい存在なのです。 このセロトニンは、必須アミノ酸の一つであるトリプトファンから体内でつくられています。 そして、このトリプトファンを多く含む食品として、牛乳、チーズ、ヨーグルトなどの乳製品を始め、カツオやマグロなどの魚類や、豆腐・納豆・しょうゆ・味噌(みそ)などの大豆製品が挙げられます。 つまり、これらの食品を継続的に摂取し、トリプトファンが体内に取り込まれる結果、ドパミン対策に有用なセロトニンレベルの向上が期待できるというわけです。 また、ハーブの一種であるセント・ジョーンズ・ワートにも、セロトニンを調整する働きがありますので、サプリメントなどで摂取するのもおすすめです。 ただし、セント・ジョーンズ・ワートは、薬物を代謝させる酵素を誘導し、薬効消失を速めてしまうことがあるため、お薬を服用されている方は注意が必要となります。2時限のまとめ
脱・依存にはまず自分と向き合うこと。生活習慣の改善をベースに、トリプトファン摂取でセロトニンレベルを上げていきましょう。 byケミスト黒岩放課後
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